社交ダンスにおける「ラテン」ってどんなダンス?種類や特徴について解説

社交ダンスに興味がある人の中には、「ラテン」という言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。社交ダンスはスタンダードとラテンの2種類に大別され、ラテンの中でもさまざまな種類のダンスがあります。振り付けなどの自由度が高い社交ダンスをしたいのであれば、ラテンダンスがおすすめです。今回は社交ダンスにおける「ラテン」の種類と衣装の特徴について解説します。

 

1.「ラテン」の種類

「ラテンアメリカン」の総称で、南米の国々が起源のダンス種目が5種類あります。

  • サンバ
  • ルンバ
  • チャチャチャ
  • パソドブレ
  • ジャイブ

それぞれ説明します。

 

・サンバ

ブラジルのリオのカーニバルのように明るい曲調でリズミカルなダンスであり、男女が同じような動きをすることが多く弾むような動きとなります。腰を大きくひねり、胸を突き出す動きの連続なので、激しい振り付けとなります。

 

・ルンバ

滑らかでゆったりした動きで、スローテンポな曲に合わせたダンスです。ラテンの基本的な動作を含んでいるため最初に練習することがほとんどです。男女の愛を育むような動きが表現されており、セクシーさが際立つ動きとなります。

 

・チャチャチャ

軽快でキレの良い動きであり、アップテンポな曲調に合わせたダンスです。スピード感あふれる動きで盛り上がりやすく、陽気な雰囲気を楽しめます。リズム感が早くなるので、しっかりとした体幹が求められます。

 

・パソドブレ

スペインの闘牛をイメージしたダンスであり、男性の力強さが際立ちます。男性がマタドール、女性が牛を表現することになり、他ラテン種目とは異なり男性が主役です。

 

・ジャイブ

軽快なジャンプで軽やかなステップで踊るのが特徴です。アップテンポな曲調に合わせて踊るので、ラテンの中で最も運動量が大きくなります。スピード感があり、常に飛び跳ねているようなステップなので上級者向けだといえます。

 

2.「ラテン」の衣装の特徴

ここでは、ラテンの衣装の3つの特徴について説明します。

  • 短いスカート丈
  • 足元を強調したパンツ
  • 露出度が高い

それぞれ説明します。

 

・短いスカート丈

女性のスカート丈が短く、セクシーさが強調されています。女性は単独で踊る時間が多く、激しい動きが求められます。激しい動きに対応できるようにスカート丈を短くすることで、動きやすさが重視されています。

 

・足元を強調したパンツ

ラテン種目によってパンツスタイルは異なりますが、どれも足元が大きくなっており強調されたデザインです。スピード感あふれるラテンならではであり、力強さを感じることができます。

 

・露出度が高い

男女ともに肌の露出度が高いのが特徴であり、動きの激しいダンスをより強調することになります。衣装の中には目のやり場に困るようなものがあり、通常のダンスでは味わえないようなセクシーさを感じることもできるでしょう。

 

3.まとめ

社交ダンスにおける「ラテン」はラテンアメリカンの総称で、南米の国々が起源のダンス種目が「サンバ」「ルンバ」「チャチャチャ」「パソドブレ」「ジャイブ」の5種類となります。種類によってスピード感や曲調はさまざまであり、ラテンの基本的な動作が含まれているルンバを最初に練習することがほとんどです。衣装は動きやすさと力強さが重視されているため、露出度が高くセクシーさが際立っているものが目立ちます。社交ダンスでラテンを踊るのであれば、自分に合った種目を見つけるようにしましょう。